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骨粗鬆症

骨粗鬆症

人生100年時代になり骨粗鬆症の治療が大変重要になってきました。骨粗鬆症になると徐々に背骨が潰れていき、尻もちなどの些細なけがで圧迫骨折をおこします。さらに進むと大腿骨頸部骨折を起こし寝たきりになることがあります。骨折が原因で認知症になることもあります。

骨粗鬆症による骨折を起こさないためには早い時期からの予防が大切になってきます。特に閉経後の女性は女性ホルモンの低下により骨密度が減ってきます。自分の骨密度測定することにより将来起こる脆弱性骨折を防ぐことが出来ます。

骨粗鬆症は保険診療です。当院では骨密度検査(FUJIFILM ALPHYS LFによる腰椎、大腿骨の骨密度測定が可能です)を施行します。骨密度検査の結果、骨粗鬆症と診断された場合には、更に血液検査を行い、カルシウム、ビタミンD、骨吸収マーカー、骨形成マーカーなどの測定を行います。これらの結果により総合的に骨粗鬆症を診断して、それぞれの患者様に一番適した治療薬、食事指導、運動指導をおこないます。

骨粗鬆症のお薬として、活性型ビタミンD製剤、SERM(サーム)製剤、ビスホスホネート製剤、抗ランクル抗体製剤(注射)などがあり、重度の骨粗鬆症に対しては副甲状腺ホルモン製剤(注射)、抗スクレロスチン抗体製剤(注射)を使用します。

治療の効果を見るために4ヶ月から6ヶ月の間隔で骨密度測定をおこない治療効果判定を行っていきます。